「日本通信SIMって月額が安いのは知っているけど、実際のところどうなの?」——そう感じて検索してきた方も多いのではないでしょうか。結論からいうと、データ量にこだわらず、通話も最小限で済む人には向いているプランです。ただし、繰り越しができない、混雑時間帯に速度が落ちやすいという口コミがあるなど、知っておくべき弱点もあります。
私は大分で動物病院を開業している獣医師で、診療のかたわら保護猫・地域猫の活動にも関わっています。現場ではボランティア同士の連絡や、外出先での情報確認にスマホが欠かせません。だからこそ、通信費をどう抑えるかは私自身の関心事でもあり、この記事では日本通信SIMの料金プランと、良い点・悪い点の両方を正直にまとめました。
日本通信SIMとは
日本通信SIMは、ドコモ回線を使う格安SIMです。プランがシンプルで、月額料金の安さを前面に出しているのが特徴です。SIMカード(マルチカット)またはeSIMのどちらかを選んで契約でき、eSIMならSIMカードの到着を待たずにすぐ使い始められます。
2026年7月時点でのプランは3種類。データ量と通話の含まれ方が異なるので、自分の使い方に合うものを選ぶ必要があります。プランがシンプルな分、どれを選べばいいか一見わかりにくいので、それぞれの違いを整理しておきます。
料金プラン(2026年7月時点)
| プラン名 | 月額料金 | データ量 | 通話 |
|---|---|---|---|
| 合理的シンプル290プラン | 290円 | 1GB | 含まれず(30秒11円) |
| 合理的みんなのプラン | 1,390円 | 20GB | 5分かけ放題 or 月70分まで込み |
| 合理的50GBプラン | 2,178円 | 50GB | 5分かけ放題 or 月70分まで込み |
合理的シンプル290プランは、データを使い切っても1GBあたり220円で追加できます。合理的みんなのプランと合理的50GBプランは、5分以内の通話かけ放題、または月70分までの通話のどちらかが基本料金に含まれており、それを超える分は別途かけ放題オプションを付けることもできます。
契約事務手数料は3,300円ですが、「スターターパック」と呼ばれる申込コードを購入して日本通信アプリから申し込むと、この初期手数料をかけずに契約できます。少しでも初期費用を抑えたい人は覚えておくとよいポイントです。
デメリット・評判として聞かれること
安さだけを見て契約すると、後から「思っていたのと違う」となりかねません。口コミで挙がりやすい点を正直に挙げます。
- データの繰り越しができない……その月に使い切らなかったデータは翌月に持ち越せません。月によって使用量にムラがある人には不向きです。
- 混雑する時間帯に速度が落ちやすいという声がある……特に平日の12時台、そして夕方の時間帯に「つながりにくい」という口コミが見られます。具体的な速度の数値は口コミベースで裏付けが取れないため、あくまで「そういう傾向があるらしい」という前提で読んでください。
- キャッシュバックや割引キャンペーンがない……他社でよく見る「乗り換えで◯円還元」のような施策は基本的にありません。日本通信としては、その原資を月額料金の安さそのものに還元する方針を取っています。
- 対面サポートが基本的にない……店舗窓口で相談する、というスタイルではなく、サポートはヘルプデスクに集約されています。設定や手続きをすべて自分で進める前提のサービスです。
地方に住んでいる実感として、格安SIMを選ぶ人ほど「困ったときにすぐ人に聞ける環境」があるかどうかは意外と大事だと感じます。日本通信SIMはその点、自分で調べて解決できる人向けだといえます。
申し込みから開通までの流れ
申し込み自体はオンラインで完結します。押さえておきたい注意点は次の2つです。
- eSIMならすぐ使える……SIMカードの配送を待つ必要がなく、対応端末であれば申し込み後すぐに開通手続きに進めます。
- SIMカードには開通の期限がある……SIMカードで契約した場合、発送日から数えて20日目の20時までに「開通する」ボタンを押さないと、申し込みそのものが無効になってしまいます。SIMカードが届いたら、後回しにせずすぐに開通手続きを済ませておくのが安全です。
他社から乗り換える場合は、MNPワンストップに対応しているため、以前のように「乗り換え元でMNP予約番号を取得してから申し込む」という手間が省けます。SIMカード・eSIMのどちらを選ぶか迷ったら、対応機種であればeSIMを選んでおくほうが、開通期限を気にせず済むぶん気楽だと思います。
向いている人・向いていない人
正直なレビューとして、日本通信SIMが合う人と合わない人ははっきり分かれます。
向いている人
- 毎月のデータ使用量が安定していて、繰り越しが不要な人
- 通話はほとんどしない、または月70分程度に収まる人
- 初期設定やトラブル対応を自分で調べて解決できる人
- キャンペーンより毎月の固定費の安さを重視する人
向いていない人
- 月によってデータ使用量にムラがあり、繰り越しを前提にしたい人
- お昼どきや夕方に確実に安定した通信を求める人
- 対面で相談しながら契約・サポートを受けたい人
- 乗り換え時のキャッシュバックを重視する人
格安SIM全般との比較で自分に合うプランを見極めたい場合は、格安SIM比較記事もあわせて確認してみてください。
まとめ
日本通信SIMは、シンプルな料金体系と安さが魅力の格安SIMです。一方で、データの繰り越しができない点や、混雑時間帯の速度についての口コミ、対面サポートがない点は、契約前に理解しておくべきポイントです。
この記事のまとめ
- ✓ 料金は月額290円〜2,178円の3プラン。データ量と通話の含まれ方で選ぶ
- ✓ データの繰り越し不可、混雑時間帯の速度低下の口コミ、対面サポートなしが弱点
- ✓ スターターパック利用で契約事務手数料3,300円を回避できる
- ✓ 使用量が安定していて自分で解決できる人に向いている、ムラがある人や対面サポート重視の人には不向き
安さだけで決めるのではなく、自分の使い方に合っているかどうかを基準に検討してみてください。
※記事内の料金・条件は2026年7月時点の情報です。プラン内容は改定される場合があります。通信速度の体感は利用環境や時間帯によって個人差があります。契約前には必ず日本通信の公式サイトで最新の条件をご確認ください。