
この記事でわかること
- ✓ 野良猫を保護したら、まず動物病院に電話をするとよい理由がわかる
- ✓ キャリー・洗濯ネット・目隠しなど、通院時のストレスを減らす準備の仕方がわかる
- ✓ 初診料・検査・手術など、2026年8月時点の費用目安と合計イメージ(2〜5万円程度)がわかる
この記事の目的:初めて野良猫を病院に連れて行く方に向け、費用と準備を整理すること
対象読者:野良猫を保護し、初めて動物病院に連れて行こうとしている方
読み終えると:事前準備と費用の目安がわかり、受診への不安が減ります
野良猫を保護したら、まず病院に電話を

病院に連れて行くときの準備

まず、捕獲器の使用が大前提ですが・・・多少慣れてるネコの場合は、以下の様に心がけてください
洗濯ネットで飛び出しを防ぐ
猫を洗濯ネットに入れてからキャリーに入れると、診察室で扉を開けたときの飛び出しを防ぎやすくなります。ネット越しでも、聴診や触診、注射程度の処置は行えることが多いです。キャリーはハードタイプ・上開きが安心
野良猫は人に慣れていないことが多く、保護された時点で強いストレスを感じています。キャリーは、前だけでなく上からも出し入れできるハードタイプがおすすめです。前開きだけのキャリーだと、緊張した猫が奥に入り込んでしまい、診察室でスムーズに出せないことがあります。ペットシーツの固定と目隠し
キャリーの底に敷くペットシーツは、養生テープなどで固定しておくと、移動中にずれません。さらに、キャリーの上から布やバスタオルをかけて目隠しをすると、他の動物と目が合わずに済み、猫が落ち着きやすくなります。可能であれば、家のにおいがついたタオルを使うと安心感につながります。 捕獲器の場合は、ペットシーツを中に敷くよりも、外側からガムテープで固定すると、汚れた時に交換が容易です。ネコは、捕獲器の中でシーツをグチャグチャにしたがりますので。先住猫がいる場合はしっかり隔離
自宅に先住猫がいる場合は、保護した野良猫を受診させるまでの間、別室でしっかり隔離してください。野良猫は寄生虫やウイルスを持っている可能性があり、接触によってうつるおそれがあります。コクシジウムなど便を介して感染する寄生虫もいるため、トイレも別にし、片付けの際は手をよく洗うようにしましょう。病院で行う検査・処置と費用の目安(2026年8月時点)

| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 初診料 | 1,000〜3,000円 |
| 混合ワクチン接種 | 3,000〜8,000円 |
| ウイルス検査(猫エイズ・猫白血病) | 単体で約4,000円、血液一般検査とあわせて5,000〜8,000円 |
| 健康診断(基本コース) | 5,000〜10,000円 |
| 健康診断(標準コース) | 10,000〜18,000円 |
| 寄生虫(ノミ・ダニ・お腹の虫)の駆除 | 2,000〜5,000円 |
| 不妊・去勢手術 | 10,000〜30,000円 |
初診料
初診料は1,000〜3,000円が相場ですが、野良猫を保護して連れて行く場合は、状態の確認や説明に時間がかかることもあり、2,000〜5,000円が目安になります。ウイルス検査(猫エイズ・猫白血病ウイルス感染症)
猫免疫不全ウイルス感染症(いわゆる猫エイズ)や猫白血病ウイルス感染症は、他の猫との接触やケンカによってうつることがあるウイルス感染症です。検査単体ではおおよそ4,000円ですが、血液一般検査とあわせて行うことが多く、5,000〜8,000円程度になります。さらに生化学検査まで加えると、10,000円近くになることもあります。 ここで知っておいていただきたいのが、検査のタイミングです。感染が疑われる状況(他の猫との接触やケンカなど)から間もないタイミングで検査をしても、正しい結果が出ないことがあります。一般的には、感染が疑われる出来事から30〜45日程度経ってからの検査が望ましいとされています。保護直後の検査で陰性だったとしても、それが確定とは限らないため、時期を空けての再検査を勧められる場合があります。結果に一喜一憂せず、まずは獣医師の説明をよく聞いて、今後の対応を一緒に考えていくことをおすすめします。健康診断
身体検査・血液検査・尿検査までを行う基本コースは5,000〜10,000円、これにレントゲンと便検査を加えた標準コースは10,000〜18,000円が目安です。野良猫は健康状態が分からないことが多いため、初診のタイミングでどこまで検査するかを、獣医師と相談しながら決めるとよいでしょう。寄生虫の駆除
ノミ・ダニ・お腹の虫の駆除は2,000〜5,000円が目安です。動物病院で処方されるノミ・ダニ予防薬は1か月あたり1,000〜2,000円程度で、ノミ・ダニとお腹の虫をまとめて駆虫できる滴下タイプの薬は3,500円前後で扱われていることが多いです。不妊・去勢手術
不妊・去勢手術は10,000〜30,000円が目安です。この猫を保護して飼うのではなく、地域で見守っていく道を選ぶ場合は、TNR(捕獲・不妊去勢手術・元の場所に戻す活動)という選択肢もあります。TNRの流れや費用についてはTNRの流れと費用で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。費用の合計イメージ

まとめ

この記事のまとめ
- ✓ 野良猫を保護したら、まず動物病院に電話を。来院時の指示をもらえることがある
- ✓ キャリーは上開きのハードタイプ+洗濯ネット+目隠しで、移動と診察のストレスを減らせる
- ✓ 先住猫がいる場合は、受診まで別室でしっかり隔離する
- ✓ 初診で検査や処置を組み合わせると、合計2〜5万円程度になることが多い(2026年8月時点)
- ✓ ウイルス検査は、感染が疑われてから30〜45日程度空けての検査が望ましい場合がある